保護猫な日々

保護猫(主にミルクボランティア)との日々の日記です

光ちゃんが天国に旅立ちました…

                         

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約1年5カ月間、我が家ですごしていた光ちゃんが昨夜、亡くなりました。

10日朝にいつもならシートがびしょびしょになる程のオシッコをするのにしていなくて。

元気も無いので「まつだ動物病院」に通院しました。

血液検査の結果、腎臓の数値が異常でした(BUNと言う項目。正常値が8~30なのに81.6!)

脱水j状態にもなっているのでお薬と点滴をして頂き、高栄養のリキッドを処方されました。

実は半年前にオシッコの量が半端なく多いので、別の病院に通院し検査して頂いていましたがその時は特に問題は無かったのです。

光ちゃんは推定13歳で高齢ですので、半年前と言っても人間と猫とでは時間の進み方も違います⤵ 

きっと、辛かったのだろうけど猫は我慢強いのでギリギリまで頑張っていたのでしょう…

リキッドは懐いている夫が抱っこし、私がシリンジで飲ませる様にして。

排泄もトイレでは出来なくなっていたので蒸しタオルで拭いたりと。

翌日の11日はnekopapaが通院に行ってくれました。

息が荒いとの事で「肺に水が溜まっていないか?」をレントゲンで調べて頂きました。

先生から「肺に水は溜まっていませんでした。

でも、内臓が機能していない状態です。

辛い治療よりも、少しでも楽になれる様にしていきましょう」と言われたそうです。

以前飼っていた高齢猫のフクが、やはり腎臓が悪くなり数ヶ月血管点滴で家では介護状態で過ごしました。

出来るだけ辛くないように、でも回復を祈ってお世話していこうと思い、みゅうみゅうのメンバーにも状況を報告・相談しました。

でも、その願いは届きませんでした。

夕方にリキッドを飲ませお尻回りを清拭して大好きな段ボールの中に入れてあげて鳴き声がするので夫と様子を見に行き、声をかけたりしていました。

特に大きな変化では無さそうに思えたのでnekomanmaは、仕事から帰宅したままでしたのでシャワーを浴びて、夕食作りをしていました。

夫が再び見に行くと向きを変えて寝ていたそうです。

19時前に「光が危ないかも!」と夫が呼びに来ました。

箱から出て箱よりも好きな(落ち着くので)棚の下の床部分に寝ていて呼びかけても返事が無くグッタリしていると。

猫ベッドに寝かせました。

まだ、生きているかもしれないと、二人で心臓をマッサージしたり呼びかけましたが心臓の鼓動は感じられませんでした。

こんなに早く?もっとお世話させて欲しかったのに‥‥と二人共にパニック状態でした。

ようやく、「報告しなきゃ・・」と気付き理事長に連絡すると電話の向こうでも悲鳴と涙声で(でも冷静に←さすが理事長!)「これまでお世話してくれて、本当にありがとうございました」と言葉をかけて下さりました。

理事長が、代わりにみゅうみゅうのラインに光が亡くなった事を報告して下さいました。

その後保護猫リーダーのSさんから電話があり「庭のお花を持って行きたいのだけど‥」との連絡が。

Sさんも我が家でお見合いがあると必ず、別室で一匹で過ごしている光ちゃんに優しく声をかけて下さっていたのでした。

 

「私、アナベル(紫陽花の種類です)が好きなのよ! とりあえず、あるのを持ってきたの…」と心づくしのブーケを持参して下さりました。

放心している私達を気遣いながらもお花を光ちゃんのベッドに飾って下さり、良いお顔だわ、頑張ったのねと話しかけて下さりました。

残りのお花は明日納棺の時に使わせて頂こうと花びんに入れました。

で、テンパっている私達は、先日リリのお見合いで十分見ている子猫達をまだご覧になっていないと勘違いして子猫のいる部屋に案内していました。

私達のテンパりを受け止め子猫達とも遊んで下さったSさんでした(主婦で忙しい時間帯なのに大反省…)

光ちゃん、nekopapaのみに懐き、彼も可愛がり偏食で歯もボロボロなので硬い物が食べられない光ちゃんの為に、食べてくれるフードを一生懸命に選び、与えるタイミングもきっちりと決めていました←カリカリも子猫用の小さい粒のなら、少しは食べていました。

大人用のをミキサーで砕いても味が気に入ってもらえずで⤵

 

私は、着替えなどで部屋に入ると胡散臭そうに嫌がられていましたが、こっそりチュールをあげて、少しでも信頼関係を築こうとしていました。

 

生まれつき脚の長さが違っていて高い場所には上がれず、左耳後ろに肥満細胞腫と言う腫瘍がありました(猫の肥満細胞腫は穏やかな事が多いとの事でしたが、まつだ先生は内臓にも広がっていた可能性も否定出来ないとの事でした。

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 Sさんからのお花です。私達の心も癒してくれました♡

短い間だったけれども、nekopapaの愛情を独占して、食べたい物を食べて嫌な事は一切しないで過ごしていた日々でした(光ちゃんの中では不満はあったのかも?ですが…)

光ちゃんヒストリーを振り返らせて下さいねf:id:nekomanma222:20210612121633g:plain

 

 

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最近までのお気に入りだったキャットタワーの1階。ここで、食事もしていました。

 

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少し元気になった時はリビングまで遠征に来ていました!

 

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ここ2カ月は何故か段ボール箱が気に入って別宅?にしていました。

 

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nekopapaにのみ懐いていて、お腹が空くと呼びに行っていました♪

 

 

以前のブログを読んで下さった方はご存知な事ですが、光ちゃんは多頭飼育放棄の猫でした(無人の賃貸の家に閉じ込められていた状態。

大家さんも心配・困っておられてTさんのお父様も来て下さり、窓から入って鍵を開けて中にはいりました。

理事長宅にいるフクちゃん・ナルちゃんの3匹のみを保護出来ました。

間に合わずに亡くなった猫の遺骸もあって悲惨としか言えない状況でした)

ガリガリに痩せていてミルクや高栄養のリキッドをスプーンで与える状態から始め少しずつ回復し、脂肪や筋肉も付いてきたのでした。

トラウマの為か、とても警戒心が強くて他の猫達とは一緒には出来ず1匹での飼育が続いていました。

下の写真は保護の時の一部です。

悲惨な画像ですので苦手な方はご覧にならないようになさって下さいませ。

スミマセン<m(__)m>

 

保護現場の一部写真

 

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