保護猫な日々

保護猫(主にミルクボランティア)との日々の日記です

その後の母子猫達

 母子で保護されたニャンズ達。

その日は当たり前ですが、お母さんはシャーシャーと興奮しておりご飯も全く食べようとしません。

4匹の子猫に授乳をしているのか?も確認できずでした。

物音を立てないようにケージをシーツですっぽり覆って静かにする様に息をひそめて電気も点けずにテレビも消して生活していました。

子猫達、本当に小さくて中でも特に小さい元気の無い子猫があまり動かないし…母乳を飲めているのかな?と心配で革手袋をはめた手で生存確認をしていました。

ミルクを与えるにはシリンジで飲ませないといけないだろうし、それでも育つかは?見通せずで眠れぬ夜を過ごしていました。

明け方近くになり、子猫がやはり飲めていないし、グッタリしているのでビニール手袋をはめてシリンジ・哺乳瓶でミルクを少量与えました。

吸う力はあり、細い吸い口の哺乳瓶も自力で吸っていました。

いったん、母猫の元に戻してフォローを入れていこうかと考えました。

体重も60グラムでまだ、へその緒も付いている状態です。

その時に母猫にも変化がありました。

素手でも噛まなかったのです。

チュールを指に付けて与えると少し戸惑って、ペロペロと舐め始めたのです。

捕獲後、何も食べておらずお腹も減っていたのでしょう。

高栄養のムースにチュールをかけて口元に持っていくとパクパクと食べました。

少し安心できたかな?

キジ猫なので「シマちゃん」と名付けて呼びかける様にしました。

 

でも、少し安心したのも束の間、昼頃からまた末っ子がグッタリとしてしまっていました。

これは緊急性があると判断して保温し、心臓マッサージを続けたりして理事長に連絡しました。

あいにく、暴風雨の日でOさんが車を出して下さり「まつだ動物病院」に向かいました

 

着いてキャリーを開けると再びグッタリとしていてパニックに⤵

先生ご夫妻が蘇生を試みて下さりましたが、召天していました…

Oさんとショックを受けつつも、丁寧な治療に感謝し診察室を出ると「今日はお支払いは無いですので」とおっしゃり、「お世話になりました」と言って帰宅。

 

昨夜、寝てなかったので放心してしまっているnekomanmaを気づかって「明日、斎場に持っていっておきますよ」とOさんが快く申し出て下さりました。

土曜日、朝からの1日勤務で斎場に行く事が難しかったので本当に感謝でした。

残りの3匹の子猫は、昨日よりも10グラム増えていました。

まだ眼は閉じて耳もペタンとしていますが、ごそごそと動いています。

虹の橋を渡った末っ子ちゃんの分まで生きて、幸せになって欲しいと祈っています。